両片想い政略結婚~執着愛を秘めた御曹司は初恋令嬢を手放さない~
試合を終えた翔真さんが、私を見上げて笑いかけてくれた。観客席には応援にかけつけたたくさんの女の子たちがいたのに、私だけに向けて『勝ったよ』と言ってくれたのがうれしかった。
「だって、あんな大人数に見守られながら真剣勝負をしたあとに笑いかけてくれるなんて、反則じゃない……!?」
あんなの、好きにならないわけがない。
「あのあとからお前、メイクとかファッションとかいろいろ迷走し始めたよな」
悠希にそう言われ、頬が熱くなる。
会場に来ていた大人っぽい大学生たちに憧れ少しでも背伸びしたくて、メイクをがんばっていた時期があった。
たくさんいる悠希の女友達に相談して、真っ赤な口紅をぬったり眉をきりっとかいたりいろいろ試し、色っぽくて露出が多い服装にチャレンジしたりもした。
「そんなこと思い出さなくていいから……っ!」
黒歴史がよみがえり悲鳴を上げる。
「あちこち買い物に付き合わされて、かなり迷惑だったんだからな」
「それは、本当にごめん」
男の人の意見を聞きたくて、悠希には何度も買い物に付き合ってもらったっけ。結局童顔の私には濃いメイクも色っぽい服装も似合わないとあきらめたけど。
「だって、あんな大人数に見守られながら真剣勝負をしたあとに笑いかけてくれるなんて、反則じゃない……!?」
あんなの、好きにならないわけがない。
「あのあとからお前、メイクとかファッションとかいろいろ迷走し始めたよな」
悠希にそう言われ、頬が熱くなる。
会場に来ていた大人っぽい大学生たちに憧れ少しでも背伸びしたくて、メイクをがんばっていた時期があった。
たくさんいる悠希の女友達に相談して、真っ赤な口紅をぬったり眉をきりっとかいたりいろいろ試し、色っぽくて露出が多い服装にチャレンジしたりもした。
「そんなこと思い出さなくていいから……っ!」
黒歴史がよみがえり悲鳴を上げる。
「あちこち買い物に付き合わされて、かなり迷惑だったんだからな」
「それは、本当にごめん」
男の人の意見を聞きたくて、悠希には何度も買い物に付き合ってもらったっけ。結局童顔の私には濃いメイクも色っぽい服装も似合わないとあきらめたけど。