甘やかで優しい毒〜独占欲強めな彼に沼る
もう、休憩は終わりだ。
我慢できないと、トドメの甘噛みをして頷かせ、浴室からベットまで忙しなく、2人で横たり、彼女を跨いだ。
「腰砕けになる覚悟しておけよ」
驚き顔の彼女も可愛い。
久しぶりだから、どうとか、そんな理由じゃない。昂って、今の俺は止まらない。
不感症だったと言われ、俺の手で感じる姿に煽られたら、男として興奮するだろ。
好きな女なら、なおさらだ。
「俺も久しぶりだ…なぁ、2人きりなのに高山チーフは色気なくないか。健斗って呼べたら、嬉しすぎて早く終われるかもしれないぞ」
「が、頑張ってみます」
終わらせないけど…
抱いてる時ぐらい、愛しい女に名前で呼ばれたいだけだ。
まぁ、初めて呼んだら、興奮して早く終わるかも…だ。
だが、3年分愛しきらないと気が済まない。
窓の外では、薄明るくなってきた。
「もう…ヤダァ。あっ、なんで…」
「なんでって…はっ…気持ち良すぎて止まんないだよ。相性良すぎて、ふぅぅ、頭ん中バカなってる」
腰を止めれない俺は、部屋中のいたるところに逃げていく彼女を追いかけて、その場で抱いて、とうとう、こんな大きな窓まできてしまった。
ガラスに彼女が、艶めかしく映っている。