病弱な妹に全てを搾取されてきた令嬢はもう何も奪わせない
二人とは初めて出たお茶会で意気投合してからずっと一緒にいる親友だ。
パーティーでは誰にも見られないように、こっそりと手紙を交換して情報をもらっていた。

少しの間だけ人目がないところで喋ることもあったが、それには理由があった。
コレットに仲の良い友人がいると知ったリリアーヌが『羨ましい』と言って、両親が出しゃばり、関係を壊されたことがある。

二人と仲がいいことをリリアーヌや両親に知られたくない。
バレてしまえば迷惑をかけることになる。それだけは避けたいと思っていた。

(またヴァンのように二人と引き離されて、アレクシア様とエルザ様と二度と会えなくなってしまったら耐えられないもの)

コレットはそれが何よりも怖いと思っている。
コレットの状況や環境を理解した上で、友人関係を続けてくれる二人のことを心から信頼していた。
手紙には最近の社交界の様子や注意すべき人物、ゴシップや悪い噂など様々なことが事細かに書かれていた。

それを机の鍵付きの棚に誰にも見られないように保管していた。
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