病弱な妹に全てを搾取されてきた令嬢はもう何も奪わせない
コレットは人混みを掻き分けながら、会場を好き勝手に見て周り、はしゃいでいるリリアーヌを引き止めながら、謝罪やフォローをして奔走することとなる。
本人はパーティーを楽しんでいるつもりだったのだろうが、リリアーヌの行為はミリアクト伯爵家の家名に泥を塗る行為だ。
とても褒められたものではない。

コレットはリリアーヌの腕を引いて、なんとか城の外へ。
彼女を叱りつけたとしてもリリアーヌは誰も味方がいない状況だからか「なんなのよ!」「邪魔をしないで」と言って、なにが悪いかさえわからない様子だった。

そのままディオンに馬車を借りてミリアクト伯爵家に帰ったコレットの判断は間違えていなかったと思う。
馬車の中で暴言を吐き散らすリリアーヌを無視していた。
ミリアクト伯爵邸に着くと、リリアーヌは驚く両親に泣きついた。

リリアーヌの話しか聞かず、コレットの話に耳を傾けない両親はコレットが一方的に悪いと思ったのだろう。
それからリリアーヌを放っておけないからと大切なパーティーに欠席した両親を見てコレットは驚愕した。

(お父様とお母様は一体、何を考えているの……!)

そしてコレットはリリアーヌに嫌がらせをした挙句、腕を引いただけで暴力を振るったとして、両親から容赦ない折檻を受けることになる。
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