不滅のユースティティア。
なんて可愛いんだこいつらは
「夜巳おばあちゃんっ!!」
「おかえりなさい、江架」
ああ、この温かさだ。
胸いっぱいに吸い込んだぬくもりと、柔らかで大好きな腕。
おばあちゃんに会えなかった約1ヶ月、ここだけの話、最初の数日間の夜はベッドのなかで泣いていた。
「寂しかった?体調崩したりしてない?お買い物とかっ、一緒に行ってあげられなかったから…!」
「ぜんぜん大丈夫だったわ」
「……ええ……」
ぜんぜん……って。
ぜんぜんって言葉が付くと倍で悲しい。
あのね、もっとね、あるよね…?
もう嘘でもいい。
嘘でもいいからそんなあっさりしないでおばあちゃん…。
「ルスさんからね、しょっちゅう新鮮なお野菜だったりを送って頂いたの」
「えっ、そうだったの…?」
「ええ。江架のこともたくさんお世話になってしまって」
玄関にて、おばあちゃんは私の後ろに立っているひとりへと頭を下げた。