不滅のユースティティア。
毒がすごい。
なんだろう、思いやり??
言葉に優しさ??
少しは入れ込んでほしい。
「それに、だれが師匠だと思ってんだよ」
なにかあったらこの人が守ってくれる。
この人がいるから、なにがあったとしても大丈夫。
こくんと、私はうなずいた。
「……あのう…、出ない…」
「おい、本気でやれよ」
「えっ、やってる……!」
魔力解放!!!と、私の凛々しい声だけが響く特訓場。
普通であれば何かしらの変化が起こるはずなのだが、その予兆すらない。
しかし、どういうわけか遠く離れたコテージのドアがバタンと開くので。
はあ……と、目の前から聞こえますため息。
「…ふざけんな」
「ふ、ふざけてないよっ!!」
「なら馬鹿にしてんのか」
「ええっ、してない…!!」
始まった特訓。
魔力コントロールのための、特訓。