ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。
「毎日勉強の連続だ」
それを当然のこととして捉えているのはやっぱりすごい。

だからこそ、若くしてノアールのオーナーを務めることができているのだろう。
こうして見ると光は立派な成功者なのだと、今更ながら思えてくる。

「夜食は夜泣きそばを食べに行こう。夕飯はホテルのレストランを予約しているけれど、軽めに済ませておけ」
相変わらず人の意見を聞かない人だ。

そう思ったが、日奈子は「はいはい」と、頷いたのだった。
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