ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。
キスをする
それから日奈子と光は京都旅行を満喫することになった。
日奈子が当初考えていたお抹茶スイーツ食べ歩きにも、光は付き合ってくれたのだ。

「さすがにこれだけ食べたら太るかなぁ」
目の前に運ばれてきた抹茶プリンに目を輝かせて日奈子が呟く。

ここへ来る前にも抹茶クレープや抹茶アイスを食べているので、今更といえば今更だ。
日奈子の前の席に座る光はもう甘いものはお腹いっぱいのようで、さっきからちいちびとコーヒーを飲んでいる。

「お前はもう少し太ってもいいくらいだ」
「本当にぃ?」

半信半疑に聞き返しながらも、すでにスプーンは抹茶プリンに突き刺さっている。
食べたいものはまだまだ沢山あるけれど、さすがにお腹がいっぱいになってきた。

あとは抹茶系の焼き菓子を買って、持って帰って食べるのがいいかもしれない。
1日目は舞妓さん遊びで時間がなくなって、2日目の今日はスイーツ食べ歩きをしている。

京都の観光名所へ行く暇なく帰宅することになるけれど、それはまぁ仕方ないことだった。
今朝ホテルのラウンジに光ると集合したときに、観光か食べ歩きか決めろとと言われて食べ歩きを選んだのは日奈子だ。
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