ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。
日奈子は店内へ入るとすぐにカズを指名した。
今日はカズの誕生日で、きのう久しぶりにメッセージが来ていたのだ。

プレゼントへとお礼はしなくても、自分が主役のときはちゃっかり連絡してくる。
カズらしいやりかただ。

少し待っているとすぐにカズが席にやってきた。
そして日奈子の姿を見て「こんなにキレイな人が俺の誕生日のお祝いに来てくれたんだ?」と、驚いた声をあげる。

あれだけ人の金を食いつぶしていたくせに、やっぱり日奈子だと気がついていないみたいだ。
日奈子はゆったりと微笑んで「ぜひ、お祝いさせてちょうだい」と言うと、店で一番高級なボトルを入れた。

途端に店内は賑やかさを増してコールが始める。

「さすがノアールのヒナだな」
「でも、あの人どうしてカズさんを指名したんだ?」
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