財閥御曹司は左遷された彼女を秘めた愛で取り戻す
怖い顔をした彼に頭を下げて謝った。
「……申し訳ございません」
「彼女に八つ当たりしたら嫌われるよ。困るのは君だろ?相変わらず女性相手だと不器用だな。仕事はあんなに出来るのに、どうしてなんだろうか?僕はそっちも教えないといけないのかもしれないな」
「結構です。僕は専務の奥様から専務をよーく見張っているように言われてますからね。香月も美人ですし……一応女ですから何するかわかりません」
「……な、何をおっしゃってるんですか?専務とはそういうんじゃありません。それに私そういうことはしませんし、出来ません!」
「崇君。冗談も、ほどほどにね。香月さんをそんなに虐めて何が楽しい?小学生みたいだぞ。それに、香月さんには今お相手がいるだろ?こんなおじさんは彼女の圏外だ。崇君は……まあもしかすると年齢的には望みがあるかもしれないねえ。せいぜい頑張りたまえ」
「頑張りませんよ!」