衝撃サイダーマン
翌日の面会時間に北斗さんと秘書の岸田さんが、やって来た。

「星夜、檸檬ちゃん具合はどう？」

「うん。順調だよ」

「あ、北斗さんお久しぶりです！
岸田さんもお元気でしたか？」と檸檬。

「檸檬ちゃんはどう？」

「私は、たぶんそろそろ退院かもしれません。」

「そうか良かった〜。あのさ今日は2人の新しい携帯を持ってきたんだ。
電話番号はそのままにした。
警察から2人の携帯を受け取ったんだけど、今までの携帯のデータがダメになってたわ。」

「あれだけの事故だったしなぁ」

「こちらが星夜さんでこちらは三谷さんの携帯です。」と2人の携帯を岸田さんから受け取った。

「わぁ、新品の最新機種ですね」と檸檬はウキウキした様子。
星夜は今までの機種との違いを岸田さんから聞いていた。

「2人は色違いのお揃いにしたからな！」と笑顔の北斗さん。

岸田さんからびっくり発言が…
「あの、配送センターの代表で部長さんがこれからお見舞いに来るそうです。
申し訳ございませんが、担当医と看護師長さんの許可をもらいほんの少しの時間だけ【青山星夜】さんから【三矢星夜】さんにに名札を変えていただく事にしました。」

「え！部長が？」と檸檬はビックリしたが、星夜さんは落ち着いて頷いた。

「星夜、檸檬ちゃん。部長にはバレないようにしたから安心して」

「兄貴ありがとうな」

「星夜も檸檬ちゃんも仕事の事は考えずに治療に専念して欲しいからさ！」と照れ笑いしている北斗さんだった。
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