世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「朱里……。だけど私、やっぱり理仁さんとは家族になれないよ」


「どうして? どうしてなれないって決めてるの? 双葉はさ、理仁さんとの身分の差とか、そんなことをずっと気にしてるんでしょ?」


朱里にキツめに言われてドキッとした。


「だ、だって、常磐グループだよ。私にだって常磐グループがどれほど大きな会社なのかくらい、ちゃんとわかるよ。世界だよ、理仁さんは世界を動かす人なんだよ。そんなすごい人と私が家族になって、常磐グループの中に入るなんて、そんなの……どう考えてもおかしいよ」


ずっとそこで止まってる。
その先にはどうやったって進めない。
これは、理仁さんの幸せのためなんだから――


「双葉ちゃん。常磐グループなんて関係ないでしょ。双葉ちゃんが好きなのは、理仁君自身なんだから」


「……でも……」
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