世界で1番幸せな私~イケメン御曹司の一途で情熱的な溺愛に包まれて~
「たとえどんな重圧があったとしても、理仁君があなたを守ってくれる。だから安心して理仁君の胸に飛び込めばいいのよ。そうすれば必ず……双葉ちゃんは幸せになれるんだから」


ママさん……


「そうだよ。お母さんの言う通りだよ。双葉はちゃんと幸せになれるんだから」


「……ありがとう。2人の気持ち、すごく嬉しい。私のことを真剣に考えてくれて有難いよ。でも、もみじちゃんの気持ちを知った今、余計に理仁さんに近づいちゃいけない気がしてて。私だけが幸せになっていいのかなって……」


あの時のもみじちゃんの顔が忘れられない。
私を憎む、もみじちゃんの鋭く尖った視線がいつまでも心から抜けないんだ。


「双葉! どこまでお人好しなの? もみじちゃんは関係ない! 双葉を苦しめた家族のことなんて忘れていいんだよ。もう、十分頑張ったんだからさ、これからは自分の幸せだけを考えないとダメだよ。せっかく目の前に大きな『幸せ』があるのに、遠慮なんかしてちゃ、それを掴めないよ」
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