可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「お父様、落ち着いて! 落ち着いて!」
ルシアはドウドウと父を宥める。
「おかげで自分でなんでもできるようになりましたし! それに、ほうっておいてくれたから、町で仕事もできましたし、こんなにお金も貯められました!!」
ルシアがそう言って、自分で稼いだお金をファクト子爵に見せた。
ファクト子爵はそれを見て呻いた。
「……ああ!! なんてことだ……!! 貴族の娘が町で仕事!? 娘がこんな苦労をさせられていただなんて……」
よろめくファクト子爵を、カイルが支える。
どうやら、ルシアの『ひとりでも大丈夫アピール』は逆効果だったらしい。