可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「もう! カイルってば! からかって!」

「からかってないよ。ほんと、ほんと」

 カイルがいつもの軽い調子で答えると、ルシアはムゥと頬を膨らませる。

 ルシアの機嫌を損ねそうで、カイルは慌てて話題を変えた。

「それで、この物件はどう?」

 カイルが尋ねる。

 ルシアは熱くなった頬を抑えながら、答える。

「ニィもウルちゃん、バンクも気に入ったみたいだし、この物件にするわ!」

 ルシアがそう言うと、カイルが照れるように頭を掻く。

 ルシアは不思議に思いながらも、契約をした。
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