可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「私、この村に来て良かったわ! ここでなら幸せになれる気がするもの」
「そんなふうに言ってもらえたら領主冥利に尽きるとおもうよ」
カイルの本心だった。
「みんながここの領主様みたいだったらいいのにね。でも、領主様って血筋で決まってしまうでしょう? 領民にとったら運だのみなのよね。ジューレ侯爵領のようにできない領主に当たったら、自動的に不幸になっちゃうわ。領主になる人が責任もって領主になってくれたらいいんだけど、なかなか難しいわよね」
ルシアの言葉に、カイルは目が覚めたような気がした。
魔導具が好きなカイルは、王子などやめて魔導具商人になりたいと思っていたのだ。