可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「私も! 子爵家に置いてきてしまったのよね」
魔導具作りのための、大きなアイテムは持ち出せなかったのだ。
「じゃ、これなんてどう?」
カイルが牛の一枚革のエプロンをみせた。
ウイスキー色の頑丈そうなエプロンだ。
「素敵ね!」
ルシアは瞳を輝かせた。カイルはルシアの好みの物を見つけるのがとても上手だ。
「僕もこれが気に入ったんだ。おそろいにしない?」
「わぁ! カイルとおそろいなんて嬉しい!」
ルシアはピョンと小さく跳ねる。