可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

 ふたりでエプロンを着け鏡の前に並ぶ。

「まるで、魔導具工房の制服みたいだね」

 カイルが言うと、ルシアはポンと手を叩いた。

「そうだ。カイルは何色が好き?」

 唐突に尋ねられ、カイルは不思議に思いながらルシア瞳を見た。綺麗なエメラルドグリーンが若葉のように生き生きと煌めいている。

「僕は緑が好き」

「私も」

 ルシアはそういうと、緑色のスカーフを二枚取った。そして、それをカイルの首元に結ぶ。

「ねぇ、こうすると本当に制服みたい!」

 ルシアも自信の首元に同じスカーフを巻いて、鏡ごしにカイルを見る。
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