可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

 カイルはその姿か可愛らしくて、じれったいほどに愛おしい。

「うん。本当」

 カイルがにこやかに答えると、ルシアは軽やかに店主へ駆け寄った。

「エプロンとスカーフを一セット、プレゼント用に包んでください」

「え? ルシア、僕自分で買うよ!」

「ううん! これは店主から従業員への支給物です!」

 ルシアは偉そうにふんぞり返って答えた。

「ええ~」

 カイルが不満そうに言うと、ルシアはおどけた様子で答える。

「文句があるのかね、カイルくん」

 そういうと、ペロリと舌を出してみせる。
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