可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「え、私、こういう靴、履いたことないし!」

 驚くルシアを椅子に座らせ、カイルはルシアの前に跪いた。

「履くだけだもん、履いていたら? サイズが合わなければそもそも無理なんだし」

 カイルに言われ、ルシアは反論できない。

 カイルはルシアの足を取り、小首をかしげる。

「脱がせてもいい?」

 その尋ね方が色っぽくも茶目っ気いっぱいで、ルシアはアワアワと動揺した。

「ダイジョブですっ! 自分でできます!!」

 ルシアは慌てて靴を脱ぐと、そうっとハイヒールに足を入れてみる。すると、ルシアを待っていたかのようにピタリと吸い付いた。
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