可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「だって……」

<あの魔導具オタクなら最新魔導具が一番嬉しいに決まっているだろうが>

 ウルカヌスは知っている。

 レモラにあげた腕時計がもとになっていたとしても、最新機能を付け加えるのにルシアが苦労していたことを。

 そして、新しい機能をつけたのは、カイルを思ってだということも。

「でも……」

 ルシアがうだうだ言っているところへ、魔導具工房のドアベルがカランと鳴った。

 カイルである。
< 168 / 458 >

この作品をシェア

pagetop