可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「それ、カイルへのプレゼントなの」

 ルシアは目を逸らし、俯き加減で、小さく小さく呟いた。

 カイルは息を呑み、言葉を失う。

 工房の中に静寂が広がる。

「……」

「……」

 ルシアは恐る恐るカイルを見た。

 カイルは天井を仰ぎ、目を瞑ってガッツポーズをしていた。

 ルシアは呆気にとられる。そして、思わず噴き出した。

 カイルはルシアの笑い声で、ハッと我に返る。
< 172 / 458 >

この作品をシェア

pagetop