可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
ウルカヌスのネックレスに涙が吸い込まれていく。
<熱いな……>
ウルカヌスがルシアの涙の温度を感じて、小さく震えた。
「っえ! ルシアどうしたの?」
カイルは慌ててルシアの肩を抱いた。
「あのね、嬉しくて……」
「うん」
「私、今まで作った物……」
「うん」
「こんなふうに認めてもらったこと……なくって……」
ルシアはようやくそこまで言うと、そこから先の言葉は嗚咽に飲み込まれた。
カイルはルシアを抱きしめた。