可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「キィ」
心配するように鳴くバンクを、ルシアはヨシヨシと撫でる。
「ありがとう、優しいのね」
ルシアが言うと、バンクはペロペロとさらになめる。
「くすぐったいわ」
ルシアが笑えば、バンクは満足げに胸を張った。
気がつけば涙は止まっている。
「ね? ルシア、カイルは大丈夫だっただろ?」
ニィがルシアのスカートを引っ張った。