可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

 ちょうどそのとき、店のドアベルがカランと鳴った。

 本日一人目のお客様、万屋の主人である。

「あれ? 看板は『営業中』だったけど、お取り込み中だったかな?」

 ニヤニヤと笑われて、ルシアは思わずニィを見る。

 ルシアは看板の表示を変えていない。

「あっ! ニィが表示を変えたのね?」

 ニィはペロリと舌を出した。

「だーって、開店時間だもん!」

「もう!」

 店内に笑い声が満ちる。

 ルシアの魔導具工房は今日も幸せに満ちていた。

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