可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

 彼の名はカイル・シエケラといった。

 隣国シグラ王国の商人の末子で、ヒベルヌス王国へ留学中なのだ。シグラ王国はヒベルヌス王国と違い、貴族は魔法を使えるのだ。そのせいもあって魔導具は発展していない。

 カイルはそんなシグラ王国に魔導具を普及したいと考え、留学をしているのだ。

 明るく気さくでひまわりのようなカイルは、物知りで話すと楽しかった。

 平民のあいだでは気さくな人柄が好評で、留学すぐに人気者になった。しかし、ヒベルヌス王国の貴族たちにはそれが気に入らなかったらしい。レモラを中心とした貴族子弟たちは、彼を見くだし馬鹿にしていた。

 ある日、カイルの魔導具眼鏡をレモラがわざと壊し、ルシアが直したことがあった。それをきっかけに、カイルとルシアは仲良くなったのだ。

 彼は、魔導具商人の息子だけあり、ルシアに劣らない魔導具オタクだったため馬が合ったのである。
< 18 / 458 >

この作品をシェア

pagetop