可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「内密に直してもらいたいものがある。人に見られたくない。他の客が入れないようにしてもらえないか」
「はい」
男は重々しく言った。
ルシアは嬉々として店の看板のボタンを押し、表示を『閉店』に変える。
窓からそれを見ていた眼鏡の男が驚いたように、声をあげた。残る男も感心したように息をつく。
ルシアは店のカーテンを閉める。
「はい! これで外からは見えません!」
ニィは、物陰で小さくため息をついた。
「ルシアは魔導具のことになるとなにも見えなくなっちゃうんだから……」
バンクも同じ気持ちで、ルシアの肩でため息をつく。
ウルカヌスは面白そうに成り行きを眺めていた。