可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「できればここで開けられるところまで開けて欲しい」
男に言われ、ルシアは頷いた。
「では、できるところまで」
そう言うと、ルシアはカラクリ箱を作業台の上に持っていく。
ライトをつけて、拡大鏡で周囲をマジマジと観察する。
<一部壊されているな>
ウルカヌスが言う。
「ここが始点ね」
ルシアはそう言うと、側面に飾られていた宝石のひとつをスライドさせた。すると、歯車の組み込まれた機構部が表れた。部品の一部を直し、魔晶石を入れ替える。