可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

 顎髭の生えた男はハッとする。

「気付いていたな? でも、あえて開けないのか」

「存在を知っているってことは、本当の持ち主ですか?」

 ルシアが尋ねると、ふたりの男たちが彼女を睨んだ。

「我々を試したのか!」

「馬鹿にしたのだな!」

「私を試したのはあなた方ですよね?」

 ルシアは飄々と答える。

「なんだと! 平民のくせに生意気な!」

「女風情になにがわかる」

 ふたりの男たちがルシアを罵ると、顎髭の生えた男がそれを制した。
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