可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
仕事だというのに着飾った格好でやってきて、早く仕事を終わらせようと強請るのだ。
(ミゼルは使えない。今思えば、ルシアは便利な女だった)
レモラはいまさらになって、ルシアが有能だと気がついたのだった。
「代わりの人材を育てておくのも魔導具官の仕事では?」
議長に問われ、ジューレ侯爵は俯いた。
「そういえば、ファクト子爵家はどうしているのだ。天才魔導具師を多く輩出している血筋だろう。ジューレ侯爵家の忠臣ではなかったか?」
「そうだ、ファクト子爵家の者を連れてこい」
議場がファクト子爵家の名前で溢れる。