可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「しかし、新たに婚約した者もファクト子爵家の娘ですので」

 ジューレ侯爵が慌てて付け足す。

「そうか! なら、その娘にやらせればいいではないか!」

 議場は一瞬にして明るい空気に包まれた。

「はい、ですので、教育までに少し時間をいただきたいのです!」

 ジューレ侯爵は続ける。

「それではしかたがないな。では、見通しを後日報告するように」

 そう議長は言い、一応のところ会議は終了した。

 これ以上議論しても意味がないと皆が思っていたのである。
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