可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
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レモラはジューレ侯爵家の自室に戻ってきた。
ドアを開けると、可愛らしく着飾ったミゼルが待っていた。
「レモラ様ぁ! お待ちしておりました! ミゼル、淋しかったですぅ。ミゼルはレモラ様がいないと生きていけないの」
甘ったるい声で、レモラに抱きつく。
華やかな香り、小さく柔らかな体。そして、温かい体温が、意気消沈してだレモラを包み込んだ。
(そうさ。俺がいなければ生きていけない女がいる。老害たちは俺を無能のように言うが、あれはジュール侯爵家をコケにしてストレス発散しているだけだ)
ミゼルの言葉に、レモラは気分を良くする。