可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「本当に良かった……」

 そう呟く肩が震えている。

 その姿を見ただけで、どれだけ心配していたのかがわかり、ルシアの胸は苦しくなった。

 嬉しくて鼻の奥がツンとする。

「ありがとう」

 ルシアはそう言って、カイルの頭を撫でた。

「カイルが呼び止めてくれたから、繋ぎ止めてくれたから、私、ここにいられるわ」

 ルシアの言葉に、カイルはそろそろと顔を上げた。その目にはうっすらと水の膜が張っている。
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