可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「キィキィ」
「わかったって、カーバンクルたちの分も用意するよ」
バンクにせっつかれ、ニィが答える。
「あーもう! 忙しい! 魔晶石はちゃんと箱に入れてよね!」
ニィがバンクに言えば、バンクは気まずそうに耳を垂らせして、魔晶石を拾いはじめた。
なんでもない日常が温かく、ルシアはとても幸せな気持ちになる。
カイルは幸せそうなルシアを見て、自分の心が温まっていくのを感じていた。
そして、この幸せを守るためにはしなくてはならないことがあると思った。