可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
正妃の息子で、現在王位継承権第一位の王子である。カイルにとっては腹違いの兄にあたる。
カイルは頭を下げ、挨拶をする。
「お久しぶりです。兄上」
「久々すぎて誰だかわからなかったよ。ま。どうせすぐ逃げだすんだろうから、顔を覚えおく必要はないだろうけど」
あざ笑うようにナタンが言う。
ナタンは人を見くだす癖があり、平民たちの心を掴めていなかった。
無言で頭を下げ続けるカイルを見て、ナタンは気を良くしたようだった。