可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「失礼だった、すこし、妬けてしまった」
カイルが詫びると、副団長は愉快げに答える。
「若者の青春は見ていて楽しいものです」
副団長はそういうと、カイルに歩みを進める。
そして、小声で耳打ちした。
「第一王子殿下は、ご自身にとって都合の良い話しか聞き入れられません。私の声など届かないのですよ」
カイルは思わず顔を上げた。
副団長は少し淋しげな顔をして微笑んでいる。