可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「過分なご配慮ありがとうございます」

 カイルが礼を言うと、シグラ国王は困ったように微笑んだ。

「今はプライベートだ、楽にするといい」

 親子と言うにはぎこちない距離感の息子へ言ってはみるが、だからといっていきなり親密になれるはずもなかった。

「ありがとうございます」

 父がカップを持ったのを見て、カイルもカップに口をつける。

「辺境伯から聞いた。このたびの山火事では大活躍だったそうだな」

「周囲の協力がありことなきを得ることができました」

 カイルは顔を上げ、父にいきさつを説明する。
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