可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「俺はそれで気がついたんだ。君の願いされると幸せな気持ちになる。きっと、本当に好きだったのは君のほうなんだ。わかるだろ? ルシア」
ルシアはブンブンと首を横振る。
「君がいないと俺はなにもできない。俺には君が必要なんだ」
「レモラ様が必要としてるのは、私の道具だけです。道具は全部直しますから、だから私を帰して。私はもう自由に生きたいの!」
ルシアの必死の願いは、レモラには届かない。
「俺と結婚してくれたら、カーバンクルは解放するし、ペンダントも返そう」
レモラはそう言うと、ルシアの部屋を閉めた。