可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

 レモラは一緒にいた護衛に命じる。

「バンクおいで!」

 ルシアが声をかけると、バンクがルシアの肩に乗る。ルシアは、ミゼルの地図を頼りに逃げ出した。

(ウルちゃんごめんね! 絶対助けにくるからね!)

 ルシアは思いながら地下の廊下を駆けた。迷路のような地下の通路を逃げ惑う。ドアを開け、隠し通路を渡り、また、廊下に出てと、レモラを巻くように逃げた。

 そうして、地下から脱出するための最後の部屋にたどり着く。

 ルシアはそのドアを開けた。
< 364 / 458 >

この作品をシェア

pagetop