可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「ルシア。本当?」
「もちろん!」
カイルの問いに、ルシアは頷いた。そっと、父の胸を押しその腕から出る。
「ルシア……」
ファクト子爵は半泣きでルシアを見た。
ルシアは父に微笑んだ。
「ごめんなさい。お父様。私が帰る場所は、もうここではないんです」
そう言って、カイルの横に並ぶ。