可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

 バンクは尻尾でキュッとルシアの首を抱いた。

 ニィは二人のあいだに入り、カイルのパンツとルシアのスカートをギュッと掴む。

 ルシアはバンクとニィを見て微笑んだ。

 カイルは表情を引き締めると、一歩前へ出た。

「僕がルシアを守ります。ですから、ルシアがシグラ王国で暮らすことをお許しください」

 真剣な目で許しを請う。

 ファクト子爵は絶望したように顔を青ざめさせた。
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