可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
ルシアは驚く。てっきり、あの場から救い出すための方便だと思っていたからだ。
カイルは瞳に涙をためて、はぁぁぁと長いため息をつき、その場にヘナヘナと座り込んだ。
そして、恨めしげに涙目でルシアを見上げる。まるで、雨の中捨てられた子犬のような瞳である。
幼気な様子にルシアは思わずよろめいた。罪悪感が襲ってくる。
「えっと、だって、あのときは、レモラ様から助けるための方便だと……」
「嘘だと思ったんだ?」
「嘘って言うか、だって、ずっと友達だったし」