可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「でも、僕はずっとまえから好きだったよ。でも、別の人の婚約者だったから、諦めてたんだ。だから、チャンスだと思ったんだけど……」

 シュンとしたように俯くカイルに、ルシアの胸がズキズキと痛む。

「……あの、カイル……」

 オロオロとするルシアを見て、カイルは大きくため息をついた。

 ルシアはギクリとして、不安になる。

(これって、傷付けたわよね? いくらなんでも愛想を尽かされちゃうかも)

 そう思い怖くなる。
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