可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
もう、ルシアにとってカイルはただの友達ではなかったからだ。
「違うの、カイルっ!」
ルシアがすがるように名前を呼んだ。
カイルは真面目な顔をして、ルシアを見つめた。カイルはいつもにこやかな表情を浮かべている。このような顔つきをするのは、戦いに挑むときだ。
ルシアはビクリと体を硬くして、キュッと瞼を瞑った。
(やっぱり、怒ってるわよね)
ルシアは叱られる覚悟をした。