可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「うーん……」
ルシアは納得できないように呟きつつ、次の文を読み驚き、バッと顔を上げカイルを見る。
「ヒベルヌス王国での残務処理が終わったら、お父様がシグラ王国へやってくるですって?」
カイルはニヤニヤと笑った。
「どういうことか知ってる? カイル」
「うん。今度、シグラ王国にも魔導具省が創設されることになったから、特別顧問になってもらうようお願いしたんだ。それにともない、お義父様にはシグラ王国の爵位が授与されることになっているよ」
カイルがサラリとルシアの父を義父と呼んだが、内容の大きさに混乱したルシアは気がつかない。