可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「どうしたの? ルシア」

「っえっと……、なんでも……ないわ」

 不思議そうに尋ねるカイルに、ルシアはしどろもどろになる。

「どれどれ」

 ウルカヌスが手紙をとりあげる。

「ウルちゃん!」

「なんでもないなら、隠すことはないではないか」

 ウルカヌスは愉快そうに笑うと、「おや」と片眉をあげて音読する。
< 450 / 458 >

この作品をシェア

pagetop