可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
ルシアは真っ直ぐに向けられる好意にまだ慣れていないのだ。戸惑いと恥ずかしさで、少しごまかしてしまいたくなる。
「ルシアが嫌なら無理しなくていいんだよ」
カイルは優しく微笑んだ。
「……ぃやじゃない……です……」
ルシアはゴニョゴニョと言葉を濁す。
カイルは聞き取れなかったのか、もう一度小首を傾げた。
「嫌じゃないに決まってるわ」
ルシアは恥ずかしさのあまり涙目になる。