先輩!
言葉少なに先輩の家まで歩いた。

いつもわたしの歩幅に合わせてくれる先輩がそうじゃなくて。ときどき小走りになる私に気付いて「ごめん」と謝る。

いいんです先輩。

先輩に求められてるな。先輩も余裕ないんだなって思えて、とっても嬉しいんです。

玄関を開けたらすぐ、靴を脱ぎっぱなしで揃えもせずベッドに連れて行かれた。

キスで押し倒され、夢中でキスをしながらお互いの服をはぎ取る。先輩は服を床に投げ捨て、乱暴に首筋に舌を這わせる。


「ごめん、好きにしていい?我慢できない。加減というか、」

「いいよ」


でもこのあとすぐ、許可したことを後悔した。


「電気消して?」

「消さない」

「ヤダそれやめて」

「痛い?良くない?」

「気持ちいい」

「だよな。すげえ濡れてる。ほら見て」


優しいんだけど、容赦ない。
< 144 / 371 >

この作品をシェア

pagetop