先輩!

「気持ちいい。もうヤバい」

「ん、」

「イっていい?」

「ん、」


手の中で、先輩の脈打つ熱を直に感じ、嬉しくて、満足で。


「気持ちよかった?」

「あんなテクどこで覚えた?」

「内緒」

「くっそ気持ちよかった。覚えとけ」


その一言に「あ、」と身の危険を感じたのだけど、どうすることもできない。


愛用の化粧水と乳液、美容液とクリーム。それからボディクリームとヘアオイルで全身をたっぷり潤わせたわたしたち。


先輩が髪を乾かしてくれて、ウォーターサーバーから水を飲んで。

ベッドで腕枕してもらいながらあまりの気持ちよさにうとうとしかけたところを。



「油断してんじゃねえよ」


ふ、と悪い顔で笑ったブラックなおおかみ先輩に、仕返しとばかりに、容赦なく食べられた。

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