先輩!

「先輩?」

「俺、ずっと居たらいいって言ったのに?」

「でもこれ以上居候させてもらうのはご迷惑だし、」

「居候?」

「はい」

「俺そんな風に思ってない。同棲って言うの?一緒に暮らしてるって思ってた」


先輩の口から出た、わたしを脅かすワード。


「ここワンルームだから芽衣がプライバシーないのが嫌だったら引っ越そうって思ってる」

「先輩、」

「だから、一緒に住もう」


心情が顔に出てしまった。

すぐに感じとった先輩が、抱きしめていた手を離し、私から距離をとった。

< 223 / 371 >

この作品をシェア

pagetop